ヨーロッパ駐在も2年が経過し、残すところ後1年半ほどになりました。
最近では海外で働く人も増えて来ており、海外駐在員となる人も増えて来ています。
今回は海外駐在を目指している人、海外で一度は働いてみたいなと思っている人もいるでしょう。
そんな人向けにどういう人が駐在員に選ばれるのか、自分の上司に聞いてみた内容も踏まえ書いて行きます。
海外駐在員に選ばれる人【上司に聞いてみた5つの人選理由】
メンタルが強い人
ようは潰れないこと、これがかなり一番重要視されています。
海外赴任させるための費用も高額、鬱で急遽帰国となってしまうと会社にも損害が出てしまいます。
当然、後任の準備にも時間がかかり、海外拠点の席に空白ができてしまいます。私の上司もこの人選が一番大事と考えていました。

どういう基準で自分が人選されたんでしょうか?

え、どこででもやって行けそうだから
決まった後に上司に聞いたら真っ先に上の会話でした。
それまで海外旅行すら行ったことの無い自分が周りから自分がどういう見られ方をしているのが不安になりました(笑)
とはいえ、日本から海外へ生活の基盤が変わるのでこれまでの経験した中でも大きな変化を伴います。加えて仕事でも文化の違いや仕事の違いによって、これまでの常識が通じないことが多々出てきます。
当然、最初はやっていけるかな、早く帰りたいなと心を病むこともあると思います。
自分もこれが後数年続くなんて考えもできませんでした。
結婚している人
これも上の理由と似ていますが、海外勤務する上で家族のサポートが必要です。
サポートといっても食事や身の回りの世話というわけではありません。
自分の悩みを打ち明けられる人、自分の活力になる人が周囲にいるだけで精神衛生上違います。
また、赴任期間を数年単位となるので会社的にも、その人が婚期を逃してしまうことを好ましく考えることはありません。
私自身半年の単身期間がありましたが、この期間は特に孤独に感じました。
後、家族がいないことで時間ができてしまうので必要以上に仕事にのめり込んでしまう場合があります。食事もそこそこにまたPCを開いてと気づくと深夜1時2時なんてこともありました。
人を頼り、巻き込んでいけるか
自分だけで抱え込まずに周りを巻き込んでプロジェクトを進めることができるのか、これも重要です。
海外駐在員はこれまでマネージャー職を任されること、1ステップ上の職位につくケースがあります。
当然これまでの業務内容とは全く異なってくるので、今まで以上に周囲との連携が必要になります。
また日本で作った人脈もかなり有用です。海外では想像もしない様なことが日々発生するので、日本に味方を作っていくことも非常に重要です。
将来性
海外で働く人が増えている中で希少性は少なくなっていますが
海外駐在は栄転・出世コースであると言われる場合もあると思います。
上にも書いたように会社は多額のコストをかけて人を送り出します。
上司も将来性を考え、海外での経験を積ませたいと考えて人選します。
あまり出来ない人を送って、海外拠点から苦情を受けたり、ビジネスが立ち行かなくなることは想定していません。
逆にそこまで重要視されていないポイント
これは意外でしたが、英語のスキルはある程度でOKでした。
上司談ですが、どうせ海外に行ったら使うことになるし、実際にそういう環境じゃないと成長しないと。。
これは本当にそうだと身にしみて感じました。赴任前にも英語の勉強はしていましたが、
結局は現地に飛び込んでみてみないと分からない、身につかないことばかりでした。
もし英語に自身が無くて海外駐在を迷っている人がいたらひとまず飛び込んでみることをおすすめします。
以上、自分の海外駐在の経験を踏まえての解説でした。
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